人生会議(ACP)とは?やり方・進め方・事例

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人生会議(ACP)とは?意味・やり方・進め方・事例をわかりやすく

このページでは人生会議(ACP:アドバンス・ケア・プランニング)の意味や目的、実施のタイミングとメンバー、進め方5ステップ、よくある誤解、事例までをわかりやすくまとめました。研修・講師派遣のご案内もあります。

患者・利用者側のメリット
ACP(人生会議)で“自分らしさ”を可視化

本人の価値観に沿った選択と、安心できるケア体験へ。

  • 希望・価値観を事前共有でき、意思尊重が実現しやすい
  • 「もしもの不安」を整理でき、心理的安心が高まる
  • 家族の迷い・衝突を減らし、家族負担を軽減
  • 個別性の高いケア・環境調整を受けやすい
  • 最期まで自分らしい生き方を選び取りやすい

現場職員(医療・介護・福祉)側のメリット
チームの合意形成と負担軽減に直結

方針がぶれず、説明・連携・加算対応までスムーズに。

  • ケア方針が明確になり判断の迷いが減る
  • 家族への説明・合意形成がしやすい
  • 専門職としての信頼性・リーダーシップ向上
  • 看取り等での葛藤・ストレスの軽減
  • 多職種連携が円滑化しチームケアの質が向上
  • 加算・評価など制度的要請にも対応しやすい

 

人生会議(ACP)とは

本人が大切にしたい価値観や治療・療養の希望を、家族・医療・介護の関係者と前もって話し合い、記録して共有・更新していく取り組みのことです。元気なときから始められ、状況が変わるたびに見直します。

いつ・誰と・どこで行う?

  • タイミング:元気なうちから/治療方針の転機/介護サービス開始時・区分変更時/退院前後 など
  • 参加者:本人、家族(代理意思決定者候補)、主治医、看護師、ケアマネジャー、相談員 など
  • 場所:外来・病棟・在宅・地域包括・施設 等、落ち着いて話せる環境

進め方(5ステップ)

  1. 準備:大切にしていること・望む暮らしを書き出す(チェックリストやワークシート)。
  2. 参加者の合意:誰と話すか、代理人候補は誰か、連絡手段を決める。
  3. 話し合い:想定場面(急変・療養場所・延命措置など)ごとに希望や不安を確認。
  4. 記録:合意内容と連絡先を様式に残し、関係者へ共有する。
  5. 見直し:体調・生活が変わったら再度話し合い、記録を更新。

記録と共有のコツ

  • 様式は自治体・医療機関・施設のフォーマットでOK。更新日と作成者を明記。
  • 本人・家族・主治医・ケアマネ等が同じ最新版を確認できるよう保管と共有ルールを決める。
  • 救急時の連絡先・意向の要点はカードやケアプラン別紙で簡易に持てると安心。

よくある誤解と対処

  • 誤解:「延命しない」と書いたら治療を受けられない → 対処:状況に応じて最善の治療を受けつつ、本人の希望を尊重するための話し合いです。
  • 誤解:高齢・病気の人だけのもの → 対処:誰にでも起こりうるため、元気な時から始めてOK。
  • 誤解:一度決めたら変えられない → 対処:状況が変われば何度でも更新します。

事例(医療・介護・地域)

  • 在宅療養:「できる限り自宅で」を優先。急変時の搬送可否・夜間連絡体制を合意し安心して在宅継続。
  • 施設ケア:看取りの方針を事前に共有。面会・宗教的配慮や疼痛緩和の希望を記録。
  • 外科手術前:合併症が起きた場合の意思決定代理や、退院後の療養場所を先に話し合いスムーズに退院。

 

研修のご案内

職員研修・住民向け講座・ファシリテーター養成に対応します。概要・費用・実施例は下記ページへ。

▶ 人生会議(ACP)研修の詳細はこちら

よくある質問(FAQ)

Q. 人生会議(ACP)とエンディングノートの違いは?
エンディングノートは個人記録中心、ACPは多職種と話し合い共有・更新する実践です。

Q. 書式は全国共通?
統一様式はありません。自治体・医療機関の様式や自施設の書式で構いません。

Q. 誰が主導すべき?
本人の意思を中心に、状況に応じて医療・介護の担当者が支援します。


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